吸玉(カッピング)
◆「吸玉(カッピング)」
日本でも西洋医学が入ってくるまでは盛んにおこなわれていた数千年の歴史をもつ中国の民間療法の一つです。
カップで皮膚を吸引すると、炭酸ガスや赤血球、その他の血球成分が滲みだし、血管や細胞、細胞間の組織が陰圧で膨張し、皮膚表面近くに引き上げられます。
一定時間カップを吸着させた状態を保ちその後外す事で血流が勢いよく流れ、血液循環が盛んになり、
◎新鮮な酸素と栄養を運ぶ
◎不要な炭酸ガスや老廃物の排出
を一気に担ってくれる効果が期待できます。
これにより血流改善をはじめ、周囲の組織の状態を改善する効果が期待できます。
特に背部は五臓六腑に直結した経絡経穴であるため、ここをアプローチすることで身体の改善を促すお手伝いができます。
◆「スライドカッピング」
吸引した状態で吸玉を動かすことにより筋膜リリースの効果も期待できるため、定期的に行うことで固かった筋肉が柔らかくなり、それに伴う身体の不具合(代謝、セルライト、肩こり、首コリ、腰痛、浮腫み、冷えetc.)を解消しやすい状態に持っていくことができます。
高濃度酸素オイルや高純度炭酸ミスト、よもぎ蒸しなど、他の施術との相性がかなり良いので組み合わせての施術をお勧めしております。
<期待できる作用>
◎皮膚:皮膚組織の新陳代謝が活発になると共に、汗腺機能や皮膚呼吸も盛んになり表皮の再生能力と抵抗力が増強する。
◎筋肉:疲労回復を促し、筋力を増強する。
◎関節:関節内の血液循環を促進し、新陳代謝を盛んにして滑液の分泌を促す。癒着を取り除き関節拘縮を改善する。
◎消化器:腹部は消化・吸収・排泄能力をUP。背部の自律神経系を調整し、更に腹部内臓に影響を及ぼす。
◎浄血:血液循環が促進され瘀血が改善される。
etc…
<適応症>
◎様々な不定愁訴(肩こり、腰痛、便秘、生理痛、冷え、むくみ、不眠、PMS、不妊症、のぼせ、めまい、更年期障害、頭痛、ストレスetc.)
◎外傷や疲労による軟部組織の損傷
◎筋肉痙攣、気管支炎、喘息、高血圧
※治療目的ではございませんので個人差がございます。
<吸玉をお断りさせていただく場合>
◎血友病、壊血病、紫斑病などの出血しやすい病気の方。
◎ワーファリン、プラビックス、パナルジン・・・など血液が固まらないようにする治療薬を飲んでいる方。
◎妊娠中の方。
◎生理中の出血が多い期間。(お洋服が汚れる恐れがあるため)
◎ワクチンなど打った直後
◎ひどい炎症・化膿のある部位の皮膚への施術。
◎皮膚が異常に弱い方、薄くなっている方。
◎虫垂炎や重症内臓疾患、心不全、静脈血栓、動脈瘤、強度の動脈硬化症、伝染病、急性熱性病、性病、抗がん剤治療中、全身性皮膚疾患、極度の心身症、精神病etc.
0コメント